ドッグフードを選ぶとき、パッケージの裏を見て「これはタンパク質28%か、こっちは22%だから前者の方が高タンパクだな」と判断していないでしょうか。
実はこの比較、フードの種類によっては全く成立していないんです。
それはフードに含まれた「水分」が原因です。
ドッグフードのパッケージに書かれているタンパク質・脂質などの%は、水分を含んだ状態での数値です。
ところが、フードの含有量はまちまち。
- ドライフード:水分10%前後
- 半生タイプ:水分25〜35%
- ウェット(缶詰)タイプ:水分75%前後
同じ量の肉・魚・穀物を使っていても、水分をどれだけ含んでいるかによって、残りの栄養素が薄まって見えるか、濃く見えるかが変わります。
つまり、ドライとウェット、ドライと半生を%だけで比べるのは、そもそも同じ土俵に立っていない比較なんです。
正しい比べ方:「乾物換算」
そこで使うのが「乾物基準(Dry Matter Basis)」という考え方です。計算式はシンプルです。
乾物換算% = 表示されている% ÷ (100 − 水分%) × 100
たとえば、こんな2つの商品があったとします。
| 表示タンパク質% | 水分% | 乾物換算% | |
|---|---|---|---|
| ドライフードA | 28% | 10% | 28 ÷ 90 × 100 = 31.1% |
| ウェットフードB | 8% | 78% | 8 ÷ 22 × 100 = 36.4% |
表示だけ見ると「Aの方が高タンパク」に見えますが、水分を除いた実質量で比べると、実はBの方が高タンパクだったということが起こり得ます。これが「%表示だけを見て判断すると誤読する」典型的なケースです。
パッケージの%表示は、水分含有量によって同じ中身でも高くも低くも見える。ドライ・半生・ウェットを比べるときは、必ず乾物換算(÷(100−水分%)×100)を経由する。まずはこの一点を押さえておくだけで、フード比較の精度はかなり上がります。
本サイトの比較表ではすべてのフードの数値を乾物換算で表示しています。